キャンベラ外遊び隊

オーストラリアの首都、キャンベラの美しい自然の中で、一年を通して子供と外遊びを楽しむ会。

人の目を気にしていた自分。

私は昔、日本で先生をやっていた。でも先生な自分に自信がなかった。辞めてからも、元教師ってことをずっと隠していたくて、前の職業を聞かれてもウニャウニャっと誤魔化していた。


教えていた子どもたちに見つかるのがなんだか恥ずかしくて、SNSでフルネームを出すのも勇気がいった。


でも、やっと最近、友達や知り合いの話の中で恐る恐る「私、先生だったんだー」って言えるようになってきた。


そんなある日、おおーっと気がついたことがあった。


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生まれてからずっと髪を染めたことがなかった。小さい頃は「親からもらった大事な身体を変えるなんて!」っていう(心の中の)親の目を気にして。大人になってからは「先生だし、生徒に髪を染めるなって言ってるのにどうなの。子どもたちに先生はずるーいって言われたくない。」って思って、染めなかった。気がついたら人生○十年、ずっと黒髪だった。


でも最近、ふと染めてみたくなった。


初めてで、どんな感じになるのか分からず、「劇的に変わっちゃったらどーしよー」とか「子どもに誰?とか言われるかな」とか、ある意味、人生変わるか!?ぐらいの勢いだった(大げさ。笑笑)


そうしたら、思ったより色が入らず、劇的な変化はなかった(笑)。日常も前と同じように流れていった。子どもたちも普通に「ママ〜」と言ってくれる。


髪の色がどうでも、自分は自分なんだな、変わらないんだなと思った。


髪を染めなかったら、自分の髪が色の入りにくい髪ってことにも気がつかなかったし。ぜーんぶ知ってると思ってた自分のこと、まだまだ知らないことがある。


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「先生だから」とか「先生だったから」とかは関係ない。それは経験の一つで、人の目を、イメージを気にするんじゃなくて、私は私のやりたいことを一つずつやっていけばいいんだ!!って分かった。


人の目は『自分の中にある目』だって聞いた。なら、見るもの、やることを変えて、それが普通になればいいんだ。それでも大丈夫って思えるようになればいいんだって思えたよ。

 

とはいえ、○十年もの間、装着していたから、そうそう外れないかなーと思いつつ、一歩ずつドキマキしながら、私の中の『人の目』を外す経験を重ねていこうと思う。

 

。。。ということで、この投稿もその一つ。

そう、先生だったのよ、私。けっこうなボケボケ先生だったけどね。


髪はもうちょっと明るくしたいから、また美容室行ってこよ〜っと。

 

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関係ないけど、朝日が雲に反射してキレイ~って思った満月明けの朝。